随分前、タコの温かマリネをメニューになせたことがある。
試しに作ってみたときは、ミラノで食べていたタコの温かいサラダのように柔らかに出来たのでメニューに出したのだが、同じ手順でやってみても思ったような柔らかさが出ないのでギブアップしてしまっていたものです。
イタリアと日本ではタコの料理方法、最初の湯がき方などが違うので、出来上がりは別物のような感じなのだが、イタリア式のタコも結構いけます。
で、未練がましいけれど再度挑戦することにして、冷凍のタコを北海道の楷書に注文した。タコと北海道を結びつきにくいけれど、イタリアのタコは瀬戸内海で取れる種類のタコではなく、北海道のに似ているようなので、上手くいかなかったのはタコのせいではない。
さて、上手くいったらお慰み。
ところでタコは余り欧米では食べないのだが、珍しくイタリアでは食べるので、なぜかと思っていたら、物知りが教えてくれたことがある。
ヤダヤの歴史では、創世記にユダヤ人がオオダコから災難を受けたらしく、ユダヤ人にとってはタコは先祖の仇なのでユダヤ系の人たちが多くいる国ではタコは食べない、と聞いたことがある。
と言う様な事で、タコを食べる日本人とイタリア人万歳で大いにタコを楽しみたいと思っているのですが、、、