文楽

以前、橋下市長が文楽協会を仕分け?するとかで、色々と喧伝されたことがあるが、最近は余り話が出てこない。

文楽協会よりニュース性の高いことが山積しているためであろうが、是非とも文楽協会を仕分けして欲しいものだ。

と言うのは、最近知ったことなのだが、文楽協会は殆どが市役所の公務員の天下りや出向で構成されており、文楽のことをほとんど知らない人が、文楽の興業などを取り仕切っているらしいからだ。

文楽は大阪発祥の伝統的な芸能で、一体の人形を3人で操る世界で唯一の人形劇である。

人形遣いや義太夫、三味線など年配者には人間国宝も居られるのだが、先日終わった日本橋の文楽座での興業は24日間休み無し、ホンの1週間ほど休み、と言っても連日稽古は続けるわけだが、直ぐに東京での興業が始まる。

高齢者が多いスタッフは、随分お疲れだと思うのだが、日程を組む文楽協会の素人さんは、興業の中間で休みを組み入れるなどの配慮は全く無いらしい。

大阪市からの補助金は、文楽にとって大切なものであろうけれど、その補助金の殆どは文楽協会のスタッフの給料になって、純粋に文楽を支えている人たちに使われているのはいかほどなのだろうか。

最初、橋下市長が文楽協会への補助金の見直しを言い出したときには、橋下さんもやりすぎではないかと思ったものだが、真相を知ってみるとなるほどと思うのである。