ラザーニアとエスプレッソ

今日の定休日は梅田へ。大阪駅と伊勢丹・三越の見物、映画ブラックスワンの鑑賞、そして新しい飲食街の見学と昼ごはん。

2時半頃にレストラン街に付いたのだが、どの店もウエイティングの人が何人もで、純粋大阪人のZio Rossoは食欲も減退気味。折角なのでイタリア食を中心に何を食べようか見て回ったのだが、イタリアンは特に待ち人が多いみたい。

その内ラザーニアとドルチェセットの店が目を引き、どんなラザーニアなのか興味津々で、ウエイティングの人も少ないので暫し我慢をして入店。

有名なイタリアンのリストランテが経営しているようだが、出てきたラザーニアはどうやらこの店のオリジナルらしい。ラザーニアと言う平麺を使用して三段に出来ているので、ラザーニアには間違いないし、味は好き好きとして、イタリアの香りがしないのはガッカリ。

最後にエスプレッソを注文。確かにエスプレッソなのだが、少々焙煎が強すぎて、町で時々みるIllyやSegafredのエスプレッソとは大分違う。帰りに大阪駅の新しい最上かの広場でもエスプレッソを飲んでみたが、ここのものと全く同じで焙煎が強い苦味が勝っていた。

そう言えば何かで読んだのだが、エスプレッソは焙煎を強めに、、、などと書いてあったのを思い出した。

Zio Rossoにとってはエスプレッソは最高のカフェなのだが、焙煎を強くして苦味を出したものでは決して無い。

日本のお茶で言えば、抹茶を始めて飲んだ人は苦味ばかり感じてしまうけれど、慣れてゆくうちに甘味も感じられ、仄かな苦味と合わさって絶妙な美味しさを感じるようになるが、エスプレッソは抹茶と同じく、慣れてくると甘さの中に仄かな苦味を感じて絶妙に美味しいものなのです。

日本のイタリアン一般に言えることですが、売上至上主義のためか一見イタリアンしかもオーバーデコレーションのイタリアンのようです。イタリアで食べるイタリアンが日本の人にとって不味いものなら、多少日本的な味付けに変化させても止むを得ませんが、もしオリジナルが美味しいと思うなら、もう少し現地のものに近いものをイタリアンと言って欲しいものです。

そうそうブラックスワンのこと。
心理的な問題を含んだ良い映画だと思いますが、主役の女性が見るからに骨太、体が硬そうでバレリーナのプリマのイメージがしない。正直なところそれが気になって楽しみが少々マイナスでした。