クリスマス

何とは無くクリスマスが終わった。

イタリアでは、12月に入ると、ミラノや私が住んでいたベルガモなどは、町の中心のメインストリートには道路を横断して電飾が下げられる。

雨だれのような点滅の電球や、星や雪の形をかたどった物など、せいぜい2色の電球を使用してものだが、10メートル位毎に飾られるので、単純だが美しいものであった。

日本はキリスト教の国ではないので、あえてクリスマスを祝う必要も無いのだが、私がイタリアへ行く前はもっと賑やかしげな物であった記憶がある。

タヴェルナ アズーラと家との往復のみなので、アメリカ村以外を歩いたわけではないが、アメリカ村ではジングルベルの音楽を聞こえないし、クリスマスツリーは殆ど飾られていない。

クリスマスケーキを持っている人も通らないし、それ以前に人通りが普段とそれ程変わらない。

タヴェルナ アズーラの店内は、クリスマスソングを流しているし、店内の飾りもクリスマスらしくはしているので、それに気づく人は飾りが珍しいせいか喜んでくれる。

昔のバカ騒ぎを再現したくは無いけれど、クリスマスを含め、年末の何やら新しいことが始まる予感を感じさせてくれる、多少は華やかな町の飾りが欲しいものだ。

大阪市庁舎や中ノ島あたりを中心とした限られた地区に集中して電飾をしているらしく、大勢の人が詰め掛けているとのことだが、同じ費用を使うのなら小さな地区に限らず、例えば御堂筋の端から端まで、イチョウの木には気の毒だが豆電球をつけるとか、もっと町全体を年末の雰囲気にして欲しいと思うのはダメですかね?

神戸のルミ・・・とか、どうも日本はホンの小さな場所を思いっきり派手にして、人集めをするのが好きらしい。車の渋滞、人の密集、警官の警備、熱しやすく覚めやすい性格はそんなところにも出るらしい。