ラザーニア

お客さんにはご迷惑と思うけれど、ラザーニアを注文された方には、過去どんなラザーニアを食べたことがあるか質問させて頂いている。

イタリアそのまんまのラザーニアであることを忠実に守っており、本物を知っているお客さんからは、少なくとも関西=京都、神戸、大阪ーには無いだろうと言われているので、関西で一番と自称している手前、他でやっているかが気になります。

昨日のお客さんにも質問したところ、食べたことがあるとの返事。驚きましたね。

で、ゆっくり聞いてみると、以前お母さんが作ってくれたとのことで、3段重ねのようになっていたとか。最近は作っていないようだが、とのこと。

私の方が美味しいと、お世辞?は頂いたが、ご家庭でラザーニアを作るのは手間隙を考えると、本当に良い母親に思えてくる。

家族のために母親が食事に心を込めて作っている家庭を想像してみると、そこには幸せが見えてくるようです。

以前どこかに書いたけれど、夕食を父親も含めた家族全員揃って食べるのは、家庭の基本で、ここからは非行も出ないだろうし、いじめも無いだろう。

イタリアの労働者は一日8時間労働だから、必ずと言ってよいほど家族揃って夕食を食べる。接待とか、仲間と飲むとかで遅くなることはまずありえない。

若者が夜仲間と会う時は、夕食を家族と食べた後に出かけるし、親が外食の約束がある場合も、一旦家で子供達に食事をゆっくりさせ、9時ごろから夫婦で出かける。

芝居や映画も、ちなみに野外オペラなども、開演はよるの9時からが通常です。

日本の労働者も、看板は一日8時間労働だけれど、だらだらと時間外を使う場合もあるし、会社側から帰りにくくされるなど、おまけにサービス残業などと言うバカらしいものも存在するから、家庭すら守れなくなったりする。

家庭崩壊は、日本崩壊に違いない。