連日牛肉の放射能汚染が報道されている。
どうやら和牛肉は大きな社会的問題らしいが、実は貧乏人の私など一向に影響が無いのがさびしい限り。
街を歩けば、焼肉屋さんも多く目を引くが、大抵は何とか牛とかで和牛が売り物。そんなに和牛が生産されているのかと目を疑うのだが、焼肉屋さんも品薄価格高騰で大変なことでしょうね。
幸いにも、Zio Rossoはイタリアの肉に慣れてしまっているので、アメリカ牛でもオージービーフでも全く問題なく、美味しくいただける。
近くに肉屋さんも無いようなので、大抵はスーパーで買うのだが、困ったことにはビーフステーキの厚切りが売っていないこと。
今でも時々食べたくなるのが、Bistecca Fiorenntina(フィレンツェ風ビフテキ)である。要はティーボーンステーキなのだが、厚さ4cm位で骨付き800Gが最低となっている。
Zio Rossoの街ベルガモでも、肉屋さんによって美味しいフィレンツェ風の肉を売っているところはあるのだが、やはりフィレンツェへ行ったときに地元の人が行くリストランテで食べるのが一番である。
始めて食べた時は、800Gの肉と言うので、前菜もパスタも食べず、ビステッカ・フィオレンティーナだけを注文したのだが、途中でギヴアップしてしまった。
二回目の再挑戦では、パスタを最初に食べてからおもむろにビステッカフィオレンティーナを注文したのだが、今度は完食した。美味しかったです。
その後も何度かフィレンツェへ言ったときに食べたが、前菜かパスタを食べてからビステッカを食べると食べれるようだ。
イタリアに慣れて胃が大きくなったのか?分からないが、肉本来の味というものでしょう。
日本の肉の悪口を言うわけではないけれど、日本人は脂分を信仰しているらしい。大抵の和牛味自慢は霜降りで灰色になったような肉が高級と宣伝しているけれど、肉の味は赤身にあるのであって、脂分が好みであればラードをミックスすればよい話。これビンボー人のひがみです???
もう一度ビステッカ・フィオレンティーナが食べたいな~~~。