メンクイ(麺食い)の日本、米食から小麦食(粉もん)、そしてイタリア好き等々から考えて、パスタ専門と言うか、スパゲッティ専門店が理屈としては成立すると思うのですが如何でしょうか。
そして理屈が現実として成立するためには、メニューとしてのスパゲッティがお客さん、特に一線で働いている女性から、味は勿論のこと価格帯やメニューの組み立ても含め支持を受けねばなりません。
以前書きましたように、タヴェルナ アズーラをスタートする時点で、2年目で2店舗、3年で5店舗を考えていましたが、実際に飲食業に初めてトライして、それほど簡単ではないことは痛感していますし、不可能ではないにしても時間はかかりそうだと思っています。
しかし、アメリカ村に契約面積2.5坪で開店したときの心境は、小さく生んで大きく育てる子育てに学び、初経験の飲食を自分の身体で体験すること、そして最も肝心なことは、スパゲッティ・ライフルの一発が本当に力の有る商品で、お客さんから本当に支持を得ることができるかどうかを見極めると言うことでした。
アメリカ村を選んだのは、一人で切り回せる激セマ店が出ていたことと、嘗ての記憶で大勢人出があるから、お客さんも有るだろう、と言う大変安易な考えからでしたが、大変な目算違いでした。
まず、アメリカ村は深夜ライブの人出は多いようですが、日頃は概ね20才以下の若い人ばかりで、彼らなり?のおしゃれには興味はあるが、美味しいものを食べたい、健康のためにもチャンと食事しようなどの考えは皆無。
おしゃれも99%中国製のアメリカ風、ブルックリンか、カリフォルニアダウンタウン風で、イタリアで一応ファッション業界に居たものとしては、戸惑いが大きいオシャレ?
言い換えると、アメ村に用事のある人はアズーラには興味が無く、アズーラに興味のある人はアメ村に全く関心が無いロケーションに一号店を開いた訳です。
ーーーー続く