コーヒーのこと

以前に一度書いたかもしれませんが、、、

タヴェルナ アズーラで出しているコーヒー。

コーヒーのみでも注文して頂けるので値段は250円としていますが、同じものをランチタイムのサービスとしてお出ししています。

実は、xxxサービスとかでお客さんに差をつけるのはイヤなので、何時もコーヒーはサービスでお付けしています。

このコーヒーが美味しいと結構褒めて頂いており、中には大絶賛で、以後コーヒーだけを飲みに来るお客さんも居られますし、どんなコーヒー豆を使っているのか?とか、何か淹れ方に秘密でもとか言われる方も居るほどです。

そのたびにこうお答えしています。

タヴェルナ アズーラのコーヒーが美味しいのではなく、他所のコーヒーが不味いのです。豆はスーパーで売っている普通の豆ですよ、と。

コーヒー豆は当たり前のことですが、木の実で自然物です。当然のことながら木の実にはアクなどの味覚的に不純なものが含まれて居ますので、コーヒーを淹れる場合、この不純物を出さないように淹れれば、豆の美味しい部分だけ抽出でき、その豆相応の美味しいコーヒーを淹れることが出来ます。

イタリアのエスプレッソは瞬間的に蒸気で入れることにより、豆の美味しい部分だけ出す方法で、Zio Rossoはエスプレッソは最も美味しいコーヒーだと思っています。

豆の持つ不味いアクは、高温に長時間触れるとより多く出てしまうので、熱湯で淹れるコーヒーメーカーでは美味しいコーヒーを淹れる事はできません。

最近多くできている、スタバやドトールなどのコーヒーチェーンのコーヒーが不味いのは、熱湯を使って豆のアクを含めた全てを出しているためでしょう。

昔の喫茶店では、大抵のコーヒーはネルの布で作った袋を使って、沸騰したお湯を少し置いて温度を下げ、最初に豆をふかしてからユックリ淹れたものです。

タヴェルナ アズーラのコーヒーの淹れ方は、昔の喫茶店の方法です。