不信任案

どうやら菅政権もついに週末を迎えたらしい。
6月2日の今日自民公明は内閣不信任案を提出する。

採決は拮抗して可決か否決か予想が付かないようだが、いずれにしても国民にとって、特に震災被災地の人たちにとっては迷惑な話。

いずれになっても民主党は分裂と言うことになりそう。

私は、長い自民政権から民主党政権に交代することそのものが良いことと思って、民主党を支持していたのだが、実際に大した問題の無い時は鳩山さんでも毒にも薬にもならない政権を運営できた。

しかし気の毒に、大震災と原発のような大問題が起こっては、決断力と統率力の有る人で無いと首相は務まらない。所詮菅さん程度の人では無理なようだ。

原発を推進したのは自民政権で、安全対策なども自民が作ったものと思うけれど、内閣の継続性を考えれば自民がやったことだからとは言えない訳で、お気の毒と言えばお気の毒。

不信任案が通れば、民主党総裁は菅さんなので、賛成票を入れた人を除名することになるか?そして解散しなければ自民党が総理を出すことになるか?

それにしても次の総理は誰が適任か???残念ながら思い浮かばない。情けないですね~人材不足とは。

解散となれば自民党の思う壺。民主党は分裂して完敗。小沢グループがもう落選続出。迷惑なのは地震と原発の被災者。

イタリアの政治ももう無茶苦茶だけれど、もともと国民は政府は形だけあればよい程度にしか期待しておらず、独立独歩、政府に頼らないので、政治空白が一ヶ月続こうが社会的にも経済的にも殆ど影響は無い。

日本の場合、問題があれば直ぐに政府に泣きつく、援助を期待する、甘えの体質が身についているので、一体どうなりますことやら。解散総選挙となれば1ヶ月は政治はストップ、その分復興復旧は遅れることになりそう。