ガソリンと水

先日までペットボトルの水が品切れ続出だったらしい。東京では一部の地区で水道水に放射能が検出されたとかで、買いだめも行われたとか。

大阪でも品薄と言うのが、同も合点が行かない。大阪の水道水は放射能が含まれているわけでもなく、美味しくは無いけれど、それ程悪い味でもない。

タヴェルナ アズーラの近所には幾つもの自動販売機が設置されているが、金100円なりの水も結構売れているようにみえる。

500mlの水が100円也。1リットルに換算すると200円である。

化石燃料として枯渇が心配されている石油製品。ガソリンは随分値上がりして安いところで135円もするらしい。

Zio Rossoは日本に帰ってからは運転を止めたのでガソリンの値段は知らないのだが、ガソリンがミネラル水より安いなど信じられない気持ちだし、めったに自販機でものは買わない。

南イタリアなど、水道水に石灰が多く混じり、飲料水に適さないところでも、水はガソリンより安い。

日本の場合、地球の裏側から運んで、尚且つ大掛かりな精製を行い、表通りの地価が高い広々した場所で販売されているガソリンが、日本国内に十分あるXXXXの水とかより安いとは。

ちなみに、ミネラル水が欲しければ、水道水を沸騰状態で5分おけば、気になる塩素やトリハトメロン?とか言う水道水で嫌がられるものは無くなり、ミネラル水と同じになる。味がイヤなら、5分沸騰させたお湯で、お茶でもコーヒーでも入れればよい。

ものの値段は需要と供給であるけれど、どうもすっきりしないところがある。

最も自動販売機などは、数年もすれば相当縮小すると推察している。

なぜなら人っ子一人通らない深夜の道端に、飲み物とお金が入った箱が監視も無く放置されているのだから、ちょっとした道具があれば簡単にいただけそうですから。