清荒神

確か小学校の時から母親に連れられて、誕生日が同じで2歳上の兄と共に、阪急宝塚線にある清荒神に毎年参詣っていた。

私がイタリアに居る間は母親が毎年欠かさず参ってくれていたのだが、帰国してからは勿論私が毎年参っている。一緒に参るべき兄は一昨年他界してしまったのはさびしいことです。

清荒神は竈の神様と言われており、タヴェルナ アズーラの厨房にお札を飾ることにしている。

神仏の霊験を殊更に頼っているわけではないが、少なくとも仕事のはじめと終わりに手を合わせることにより、仕事に精進する気持ちにはしてくれるようです。

元旦に行くつもりであったのだが、一年の疲れのせいか気が緩み寝正月となったので、今日参詣に行った次第。

清荒神は神仏混淆の名残で荒神さんとお寺さんが境内にある。それをつなぐ道にはお稲荷さんも。

神さんは度量が広いと言うか、万物に神が宿っているせいか、境内には色々の神さんを祭ってあり、それぞれには賽銭箱も置いてあるので、神さんの前を素通りするわけにも行かず、お参りの際にはお賽銭用の小銭を用意してゆくことにしている。

さて帰路の参道には出店が一杯出ているのだが、食べもの屋さんが多い。日本では何か催し物があると必ずといってよいほど食べもの屋台の行列がつき物らしい。

ヨーロッパも殆ど回ったし、アメリカも車で横断したことがあるけれど、食べもの屋台の行列は見たことが無いので、どうやらこれは東南アジア特有のものらしい。

屋台で食べ物を買って食べながら歩くのも結構楽しいことでは有りますけれど。