Zio Rossoが好むスパゲッティは一寸細麺。だからタヴェルナ アズーラでは、1.4mmのものを使っている。
実は1.4mmの細い麺はスパゲッティ(Spaghetti)とは言わず、正確にはスパゲッティーニ(Spaghettini)と言います。
大雑把に言いますと、南イタリアは概ね太麺のスパゲッティが好まれ、北イタリアでは細麺が好まれるように思えます。
これはイタリアが南北に長いこともあって、気候に影響されることも一つの理由かもしれませんし、南イタリアに比べ北イタリアは会社勤めのサラリーマンが多いせいかもしれません。
エスプレッソコーヒーも南と北では味が若干違えてあり、南の方がローストが深くちょっと苦めが好まれます。
一寸穿った見方をすれば、北イタリアの人は時間の観念が北より多少厳しいため、リストランテ側は5分もあれば湯がき上がる細麺を使って時間節約。ミナミは食事の時間がタップリなので、太麺で8分10分でもオーケーと言うのが理由かもです。
細麺の方がソースが多く絡むので、ソースの味を楽しむのは細麺の方が良いのですが、麺そのものの味を楽しむためには勿論太麺の方が適しています。
またまた穿った見方をすれば、なるべく安く空腹を満たすためには太い麺の方が適しているので、若者や、肉体労働者などは太い麺好きとなります。
そう言えばZio Rossoの息子も太麺を食べていましたね。これがスパゲッティだなどと言いながら。