日本の失業率は5%と言う。現実にこの数字を信じている人はどれ位いるのだろう。
失業率はどうやって計算するのか?労働総人口に対するハローワーク登録者なのか。
イタリアの場合、初めて就職した時に国で管理された全員労働手帳を持つことになっており、この労働手帳は生涯である。就職した場合、会社が届け出て労働手帳にその旨記載するし、辞職した場合も会社が届け出ることになっているので、失業率は明確にわかるようになっている。
労働手帳を持っている人が失業し、アルバイトやパートなどで働いても失業者であることに違いない。
日本の場合、失業者が就職活動をする間、生活のためにパートやアルバイトで働くと失業者ではなくなる。
フリーターや非正規雇用が40%と言われるが、このうち半分以上の人は正規雇用を探しており、正規雇用が決まるまでパートやアルバイトをしているので、行ってみれば失業者に違いない。
イタリア式に言えば、日本の失業者は30%と言っても過言ではないのである。