若いときは墓参りなど進んで行った事が無い。ましてイタリアで住んでいた時は、お盆はヴァカンツァの最盛時で、考えたことも無かったのが正直なところ。
60歳を超えると、新しい仕事を始めるにせよ、何かをするにせよ、何時まで命が持つか、何時まで身体を動かせるのかを常時考えるようになり、親父が死ぬ時は何を考えていたのかなど、色々考えるようになる。
そんなことがきっかけで、たまには親父の墓参りにでも出かける気になり、仏さんや神さんにも何となく手を合わせるようになってきた。まったく持って年のせい以外の何物でもないのだが、そんな自分に結構満足している。
タヴェルナ アズーラを開店して焼く10ヶ月、8ヶ月間は無休で働き、この2ヶ月は水曜日を休日にする変わりに、金曜と土曜は夜11時までの2時間時間延長している。開店が正午なので、準備と片付けを入れると相当時間になる。
若いときに自由気ままな仕事をしていたので、当然ながら年金も無く、自然、生涯現役などとホザイテイル有様だが、68歳に今も元気に現役をやっているのは、親のお陰?
但し、お陰さまでお袋は93歳でカクシャクトしている、が、私が93歳までもしかして生きたとして、現役???少々困ったことになりそうだ。