お店の向かいに小さなホテルがある。
先日来内装の工事をしていたが、ようやく出来上がったのか一昨日の雨の中入口周辺にお祝いの生花が20鉢ほど飾られた。
綺麗に生けられ当分は目を楽しませてくれそうだと思っていたのだが、昨日お店に着くとお向かいの花の様子が微妙だけれどチョット崩れた感じ。
そうこうする内に、日頃見かけないオバサンが来てせっせと花を抜き取り花束を作って持ち去った。暫くすると別のオバサンが来て同じように腕一杯の花束を作り持ち去る。
そうこうする内に、飾られた鉢植えは残された数本の花が乱れた哀れな姿になってしまった。
花を取って行く人は、当たり前のことをしているように、堂々と悪びれる風も無いので、流石大阪のおばちゃんはすごいと、もうビックリしてしまった。
隣のお店の主人に聞くと、これは普通の情景で、花を盗って行くのはかまわないのだとのこと。先日など近くで焼肉店が開業し、同じように生花の鉢を数個飾ったのが、数時間のうちにごっそり持って行かれたとのことで、二度ビックリ。
念のためにお客さんにも確かめると、花を持ってゆくのはかまわないとのことで、何時からそんな風習が出来たのか分からない。
世知辛い世の中と言うか、おおらかな世の中と言うか、チョット複雑な感じの一日でした。